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あるバーでの男4人の話2 [物語]

D「それじゃあもしかしたら、お前は一番素敵な答えとして神を信じたんじゃないのか?」
A「そうかもね」
D「それなら証明にならない、俺から見ると確かに素敵なものは多いと思うけど、見えにくいじゃないか、こんなモテない俺がいるだろう?一番素敵な答えは「俺に彼女を」だよ」
A「あはは、それは素敵な答えじゃなくて、ただの希望だろ」
D「でも希望が答えだろ?自分のしたいことが素敵なことじゃないか、素敵なことと言うのは自分の思い通りに出来る人生と、必ずも切り離せるものではないだろう?」
C「そうだよ、なんてゆうかそんな素敵な世界を作りたいXが居たとしたら、世の中はもっと迷いなんてなくて、皆が皆笑って暮らせる訳だ。つまりそんな世界は存在しないさ、そこには妥協が生まれるじゃないか」
B「そうだな、俺だって大学とかで悩んだけど、やっぱり受験勉強している時も遊んだりしてたしさ、そんなんじゃ一貫性はないよ」
D「あれだ、つまり、やっぱりおおまかに作ったものが居たんだよ、X達が遊び半分で俺たちを作ったのさ、それで俺たちはこうやって悩んだり、まぁ一喜一憂しながら暮らしているわけだ、そこで確かに不幸せかもしれないことは多いけど、たまに幸せを感じて暮す。それでいいじゃないか」
B「お前もおおまか派?」
D「なんかそんな気がしてきた」
A「お前は大いなる存在を感じる派だったじゃないか」
D「そうとも言える、それはあながち間違いじゃないんだ、きっと、一人のXが居て、そこになにやら部下みたいなやつらが存在していて、そいつらは遊んでいるんだよ」
C「一人のXは存在しないんだ、きっと何人かで一緒に作って、感情を沢山のやつらで分け合ったんだよ」
A「笑いの神、さみしさの神、とかか?」
C「そうさ、きっと」
D「それじゃあ振られ続けている男の心情の神も存在すると?」
C「違うかな、そうだろ、感情が神だよ」
A「感情は神?」
C「宇宙より広いものは人間の心の中だろ?」
D「そうとも言えんがね」
C「感情に限界なんて存在すると思う?人間1個ですら無限に近いのにさ」
D「つまり、それが神だと?」
C「ちゃんと言えば神達、さ」
B「面白い考えだね」
A「じゃあ神を作ったのは誰?」
D「人間だよ」
A「根拠は?」
D「人間以外に神を証明するものがどこにいるんだ」
B「上手いこと言うな」
A「なるほど、もしかしたら俺たちは神と同等かもしれない、と考える訳だね?」
D「そう」
A「もし神が俺たちと同等とするならば、それは矛盾だよ、俺達が彼らに作られたであろう事実は、もうすでにお前らは認めてるだろう、それなら作ってもらった側からすると、それはただの反抗心だね、歪んでいるさ」
D「認めていないし、X達の中に反抗心を持った者が居るかもしれないじゃないか」
A「それはおかしい、それなら俺たちは彼らよりもすぐれていると判断するね、X個々からみると、Xの集合体が俺たちだろ?それじゃあなぜ作ったのか、それの説明がつかないじゃないか」
D「なぜ?」
A「作ろうと考えたものがいない」
B「それはさ、そう考えたXが居るんじゃないの?」
A「そうするとそれを止めようとするXもいるわけだろ?」
B「考えたXが勝ったんだよ、作ろうと、そいつが一番強いんだ」
A「Xの中に上位があるわけ?」
B「あるんじゃないのかな」
A「なら誰が親玉だよ」
B「そいつだよ、日本ではなんたらのなんたらみかみって言われている奴」
A「それは太陽だろ。作ったものの証明にはならない」
D「なら答えはなんだ?きっとそうだろう、そんなX達に優劣があってはいけない、それは認めるけれど」
A「もしXがXであったとするなら説明がいくさ」
D「いかないよ、話聞いてたか?それなら俺たちはこんなに物事で悩むような不完全なものに作られた理由が納得いかない、そんなXは信じないさ」
A「だろう?つまりそれが答えだ。」
B「どういうこと?」
A「Xが居たんだよ、まずXだけが居た、こいつは人間を作ろうと思った、この世で最も尊いのは愛だよ、きっとそれで作った。そのために下準備が必要だったんだ、そこでXは側近を作った、これはYだ、Yに宇宙から地球から作らせたんだ、それも全て俺たちのためだ。」
D「どこでそのXが過ちをおかしたのかね?」
A「過ちなんておかすXじゃなかったんだ、人間を作るに至って、自分の側近を作ったといっただろう?Yさ、Yは人間に似ていたんだ、これらはXに使われるに至って、Xの最も近くにいた存在だったんだ」
D「それで」
A「Xは人間が好きだった、人間に作った自分を好きになってほしかった、そこで彼らを愛したんだ、きっと待ちに待ったんだとおもう。Y達は確かに自分を好きになってくれたんだ、しかし彼らには全てを授けたんだよ、Xに近い存在の知識や知能をね」
D「それでいいじゃないか、Xはそれで良いわけだろ?」
A「それで良いか?Yは人形みたいなものだった、そうは思わないか」
D「確かにな」
A「それじゃダメなんだ、同等に、Xは人間にXを見つけてほしかったんだ、色んな試練を作ったりしてそして最終的に自分を見つけてほしかったんだよ」
B「Xの気持が分からない」
A「人間の思う事がXの思う事なんだ、Xの気持は人間に分からなければ、それは不完全な人形さ、つまりXは自分の全てを捧げたんだよ、子供を産む、母親みたいに」
D「聖母マリアですか」
A「そうなんだ、結構良いものらしいじゃないか、子供を愛するなんて言葉」
D「それでどうした」
A「ここまで良いだろう、理にかなってると思ってる。つまり神たちはYだ、神はXなんだ。そこには優劣が存在する。しかしXはYより、人間に愛されたかったんだ、子供に愛されたい親みたいなもんさ。」
B「それならYは感情を支配していたと?」
A「Yに感情なんて無い、やつらはXに純情な人形だ、だから感情を与えたのは人間にだけなんだ」
D「どこでどう間違えたのかが、分からないんだが」
A「人形が嫉妬することはあると思うか?」
D「ないと思う」
A「もしお前が人形で、5歳くらいの子にいつも可愛い可愛い言われてたとしよう。しばらくしてその子に弟が出来たんだ、お前はほっぽり出される、嫉妬するだろう?」
D「嫉妬しないさ、おれは人形だぜ?」
A「嫉妬するね、お前は嫉妬深い人間だよ」
D「それじゃあ答えにならない」
A「あはは、じゃあこれならどうだ、その人形は人形では無くて、執事みたいなものだったら」
D「執事は人間だろう?話がずれてる」
A「俺の話はいつもずれるさ」
B「つまりアレか?人形といえども、Xに操作されるためだ、命令を聞くぐらいの機械みたいなものはもっているものなのか?」
D「機械は嫉妬しないよ」
A「だからいったろう?全ての知識と知能を与えた機械だって、感情はない」
D「そうだったら?」
A「その全ての知識と知能が嫉妬をすると思わない」
D「思わない」
A「最も尊いものが愛だとしたら、すべての知識と知能よりも、愛が勝ったとしたら?」
D「愛は感情だろ」
A「愛は感情より強いものだ、伝染もする」
D「なら?」
A「人間に、Yが嫉妬したっておかしくはない、Xが可愛がった人間を、やっぱりYも可愛かったんだ」
D「それなら嫉妬の定義がおかしい」
A「考えろよ、YがXを見るだろう?Yは前ほど自分がXに愛されていない事を悟るんだ」
D「それが嫉妬か」
A「そうだ」
B「そこから嫉妬が生まれたの?」
A「嫉妬は愛と対比して強い感情だろ?」
B「なら嫉妬はYから生まれたのか?」
A「きっとそうだ」
C「そうかもね」
D「お前はクリスチャンか」
A「俺のマザーは敬虔なクリスチャンだよ」
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